①太平(オオダイラ)城跡  藤里字前田 

 城主、年代等不明。伊手川の支流寺ノ沢川に近い丘陵に位置し付近に馬場、馬洗渕などがある。

 


②倉迫城跡  藤里字本杵

 江刺三河の居館跡と伝えられるが明らかでない。段差や濠跡らしいものが認められる。

 


③沼尻城跡  藤里字石名田

 天正年間に城主及川弥兵衛は清水城主小田代肥前に攻められ落城。愛宕山の一角。

 


④長信田(ナガシダ)城跡  藤里字芦ノ口

 長信田飛騨守の居城といわれるが年代等不明。浅井川の右岸丘陵上にある。

 


⑤岩清水舘跡  藤里字前村

 中田出雲の居館跡といわれが明らかでない。周囲に空濠。付近に大手、馬場、飯盛の地名。

 


⑥妻ノ神(サイノカミ)舘跡  藤里字本杵

 豪族高橋判官国春の居館跡と伝えるが宝暦、安永の風土記には江刺三河守と記載されている。

 


⑦毘沙門舘跡  藤里字智福

 妻ノ神舘主高橋国春、ここに舘を築き移ろうとした時、敵の襲撃により亡びたという。

 


⑧掛ノ上舘跡  藤里字沢田

 及川某の居城と伝えられるが、年代等不明。周囲に空濠の痕跡あり。北麓に熊野社がある。

 


⑨雁前舘跡  藤里字外ノ沢

 源三位頼政の末孫(葛西の家臣ともいう)及川梯之助の居舘跡といわれる。